2022年4月に転職をしました。
新しい環境や人間関係、仕事に対する勝手なプレッシャーを感じた結果、メンタルの調子が悪化しました。
そして、残念ながらメンタルクリニックで抗うつ薬の処方を再びお願いすることに・・・。
今回は自分の反省も込めて、投薬再開に至った背景を記そうかと思います。
あなたも無理したり、急いで治そうとすることだけはしないでくださいね。
転職前の有給消化期間で1か月はゆっくりしたのに
冒頭で書きましたが2022年4月に転職をしました。
筆者「きつね」は大手の総合系コンサルティングファームに勤めていましたが、あるプロジェクトで精神を病んでしまいました。
うつ病の治療をしながら働き続け、前回の記事でもお伝えしたように投薬を止めても平気だと医師にも判断してもらえるくらいに寛解に近づいていました。
そんな状態で自分の将来を考えたとき、転職を決意したのです。
もっと好きな分野に関わる仕事ができたら、精神を病まずに長く働き続けることができるんじゃないか。
理由はこんなことを思ったからです。
転職先として選んだのは、規模が小さいですがやりたいことに挑戦できそうなコンサルティングファームです。
結局はコンサルティングという仕事を選んだのは、色々と学び、考える仕事が好きだったからで、クライアントに貢献することにやりがいを感じたのもあります。
特にマーケティング領域で自分の専門性を高めたかったので、実現できそうな会社に転職を決意したのです。
転職活動自体は無事に終わり、大手の総合系コンサルティングファームは退職することになりました。
残っていた有給休暇が1か月分くらいあったので、1か月間ですが仕事を離れることに。
家でゲームをしたり読書をしたり、近所を散歩したり。
ほとんど遠出はせず、人ともあまり会わず、心を穏やかに過ごしました。
有給消化期間が終わりに近づくにつれ、気持ちはソワソワして「仕事が嫌だなー」という感情で頭はいっぱいになっていましたね。
しかしながら生きていくには働かないわけにはいかないのですし、頑張るつもりもあったので「まずは慣らし運転」だと、ゆるく構えて初出社の日を迎えました。
転職をして2週間で心が折れる
別に人が悪いとか社風が合わないとかではないんです。
仕事の内容もできなくはないけど、少し難しいかな?というレベル感。
やる気があって成長意欲に溢れる若者であれば、望ましい環境でしょう。
でも、心の不調から戻り切っていなかった自分にとっては、そんな環境も自分を追い詰めるには充分過ぎるほどでした。
「周りの人、優秀そうだ」
「前職では周りに支えられていただけで、自分には実力がない」
「この職場でやっていける気がまったくしない」
転職をして2週間。
頭が重くなり、鈍い感覚が頭の中に広がっていき、そして居座り続ける。
「またこの感覚か」
メンタルクリニックに通い、認知行動療法についても学んできたつもりではあったんですけどね。
新しい環境に慣れるように自分を演じたり無理したり、自分で自分に対して勝手なプレッシャーを押し付けてしまい、またまた心が辛くなり、身体にも反応が出てきてしまったのです。
自分のストレス反応というのは体感で覚えているので、すぐにメンタルクリニックへ行って医師に相談をしました。
「また辛くなってきたので、薬を再開させたいのですが・・・。」
投薬再開でうつ病治療のリスタート
転職をする前にうつ病の治療が終わっていたわけでなかったですが、改めてリスタートという気分です。
投薬中断前と同じ薬を処方していただき、現在は毎日飲んで仕事と向き合っています。
ただ薬の効果が現れるまでには2週間くらい時間がいるとも医師に言われたので、抗不安薬も処方してもらいました。
しんどくなったときにだけ飲むようにと言われていますが、平日の朝は欠かさず飲むようにしています。
無理に薬を飲むのを我慢して悪化しては元も子もないので。
環境や仕事にも慣れてくれば、心の持ちようも変わってくるのかもしれません。
けれど、やはり根本的には自分の持つ物事の捉え方・ストレスの対処方法を見つめ直す。
最善の治療法はそれなんですよ。
これまで認知行動療法については、月に1回か2回のカウンセリングの場でカウンセラーと話をするときに認知行動療法と接していただけのようなものでした。
本当はそれではダメで、日々の生活で感じたり認知することが歪んでいないかと毎日のように向き合ってこそ、考え方の癖を直すことに繋がる。
認知行動療法のワークブックも買ってみて、日々取り組むことも始めようと思います。
薬に頼らず、自分らしい考え方と生き方を見つける。
それが目標に、うつ病の治療をリスタートさせます。