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コンサルうつ病克服ブログ⑱:抗うつ薬の断薬まで症状が改善!離脱症状との闘いも終えた!

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2022年の2月頃から、抗うつ薬(サインバルタ)の処方をもらっていません。

医師と相談した結果、抗うつ薬の断薬を試してみることになったのです!

これまでの減薬とは異なり、薬を飲まない状況になったわけです、

個人的な体験談ではありますが、断薬時に経験した離脱症状(シャンビリ感・吐き気)が無くなるまでの期間や精神状態の変化を綴っておきたいと思います。

同じように苦しむ、あなたの参考となれば嬉しいです。

目次

精神科医と相談して、抗うつ薬の断薬が決定!

2022年の初回診察となった日に、精神科医から提案を受けました。

精神科医

減薬をして時間も経ってますが、安定しているようですね。
抗うつ薬の処方を止めてみましょうか。

抗うつ薬の処方を受けてから徐々に投薬量を減らしてきましたが、減らせるだけ減らして様子を観てきました。

もちろん精神科医の判断で、減薬をしても安定した状態を保てているようなので、断薬(処方薬を止めること)をしてみようということになったのです。

仕事も忙しいときはありますが、大きな心の乱れもなく過ごせるような期間が半年以上続いていました。

プライベートでも大きなストレス要因はありませんでした。

シャワーを浴びたりお風呂に入って髪を洗ったらドライヤーで髪を乾かすことや、家の掃除をしてのゴミ出しも普通のようにできるようになっていました。

多くの人からしたら当然のことですが、精神的に落ちているときはどうしようもないくらい家事や自分の世話が億劫になってしまうのです。

ちゃんと自分の世話や家事ができるということ、自己肯定感が劇的に下がってしまわないこと。

こういった期間が長く続いていたことを精神科医にちゃんと伝えて、診断をしてもらいました。

離脱症状としての「シャンビリ感・吐き気」は2週間くらい継続

いざ「抗うつ薬の断薬」を始めるとやってきました。

離脱症状です。

筆者「きつね」は【コンサルうつ病克服ブログ⑯:これが「シャンビリ感」?】という記事でも書きましたが、長期的な抗うつ薬の服用により、投薬を止めると離脱症状としての「シャンビリ感・吐き気」を感じるようになっていました。

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最初に「シャンビリ感・吐き気」を感じたのは単なる “飲み忘れ” が理由だったので、薬を飲めば離脱症状は治まりました。

しかしながら、今回は精神科医と相談したうえでの “断薬” です。

「離脱症状としてのシャンビリ感が辛いから」という理由で、抗うつ薬を飲むことは基本的にはできません。

あまりにも辛いのであれば、精神科医と相談してもう一度投薬をしてもらうという選択肢もあるかもしれませんが、それでは治療が前に進まないと思いました。

なので “断薬” 結果としての離脱症状は、「治療が良い方向に進んでいる証拠」として上手く付き合おうと決心しました。

離脱症状との付き合い方では特別なことをしてはいません。

シャンビリ感の対応は特別できることもなかったのですが、首や肩をマッサージすると楽になる気がしたので湯舟につかりながら自分で揉んでいました。

あとは目を「ぎゅっ」と瞑ったり、目玉を大きく動かそうとしたらシャンビリ感が強く感じられたので、そのような動きは避けるようにしていました。

吐き気や頭痛も感じました。

断薬を始めたばかりの頃(断薬から1週間以内)ではシャンビリ感が中心だったのですが、徐々に吐き気・頭痛も感じるようになってきましたね。

離脱症状のために他の薬を使うのは、何だか本末転倒な気がしたので吐き気止めや頭痛薬は飲まないようにしていました。

しかし、頭痛が酷すぎて仕事が手につかないこともあったので、その時だけは市販の頭痛薬で痛みを和らげていました。

仕事に大きな影響がなければ早退や休暇も取っていました。

離脱症状が落ち着くまでの2週間は、「仕事や家事も手を抜いたって良いんだ!健康最優先でいこう!」と思って過ごしていましたね。

断薬中の方が身近にいらっしゃる方は理解して支えて欲しいな、と思います。

「仕事(家事)がいまいちだけど、断薬中だから仕方ない。しばらくはフォローしてあげよう。」

少しだけで良いので、こんな風に心の中で思ってほしいです。

「甘えるな!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、うつ病や適応障害は脳や精神の病気なので、風邪で休んだりするのと同じなんです。

咳や熱といった外からわかりやすい症状がないだけなんです・・・。

少しだけ「イライラする」感覚が増えた?

シャンビリ感や吐き気、さらには頭痛といった身体症状だけでなく、精神的にも少しだけ変化があるように感じています。

それは「イライラすることが増えた」ということです。

抗うつ薬として処方していただいていたのがサインバルタという薬だったのですが、この薬はセロトニンという「幸せホルモン」などの脳内神経伝達物質を増やすことで効果があるものらしいです。

セロトニンを増やしてくれていた薬を飲まなくなって、脳内のセロトニン量が減ったことになります。

脳内のセロトニンが急に減ったことで離脱症状は起こるらしいのですが、これが精神状態にも影響していると思っています。

セロトニン不足でイライラしやすかったり、不安になりやすいこともあるようなので、恐らく間違っていないでしょう。

理由がわかっていれば(想像できていれば)イライラする自分を自分で客観視できるので、イライラしたら自分の感情をコントロールするように深呼吸を心掛けています。

根本的にはセロトニン分泌が自然と増えるようにしないとダメだと思うので、自分でやれるセロトニンを増やす方法を実践していこうと改めて思いました。

2週間くらいで離脱症状も落ち着いた

断薬後、これまで書いてきたような離脱症状に悩まされてきました。

「シャンビリ感・吐き気・頭痛」の離脱症状3点セットと付き合ってきましたが、2週間ほどで身体症状は落ち着きました。

筆者「きつね」の例ではありましたが、あなたも抗うつ薬や向精神薬といった薬を処方されている期間が長い場合は、治療が進んで断薬をすることになったら離脱症状と向き合うことがあるかもしれません。

減薬や断薬を担当の精神科医から提案されたときは、離脱症状の可能性や対策(離脱症状の緩和策や心構えなど)をしっかりと確認・説明してもらうことをオススメします。

「薬がなくなることで、こんな症状があるのか。」

「離脱症状も治療が進んでいると捉えて乗り切ろう!」

こんな風に思えるか、離脱症状について何も知らずに不安な日々を過ごすのかでは大きな違いがあります。

すべての精神科医が離脱症状について説明することが望ましいですが、そうとも限らないので患者である我々がリテラシーを高めることも重要だと思います。

少しずつで良いので、あなた自身の置かれた治療状況について理解を進めるきっかけとして本記事が活かされれば嬉しいです。

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