そんな悩みをお持ちのあなたに、今回は基本的には無料で利用できるメンタルヘルスアプリとして私も愛用しているSELF AIについてご紹介します。
認知行動療法に興味を持ち、手軽に実践する方法がないのかと調べた結果、このアプリを使うという結論に至りました。
SELF AI(セルフ)とは
株式会社SELFの提供するメンタルヘルスケア・ストレスケアをしてくれる人工知能アプリです。
認知行動療法としての目的により合致したアプリは同社の展開する別サービスSELF MINDの方ですが、まずはSELF AIを試してみてSELF株式会社が提供するサービスについて知ろうと思いました。
人工知能(AI)との会話を通じて自分の内面を可視化(記録)することができます。
AIを搭載したキャラクターとの会話を重ねる度に、あなたの内面が記録されていき、AIがあなたを認識してくれるようになります。
蓄積された情報が多いほど、あなたに適したメンタルヘルスケアの情報を提供してくれたり、会話の中でAIに伝えた目標について応援をしてくれるようになります。
予定や日記を記録する機能もあり、上手く使えばあなた専用のコンシェルジュになるかもしれません!
SELF AIの特徴
端的に言うと「7体のAIロボットによる会話と会話内容の記憶」です。
AIがあなたの生活をしっかり把握し、メンタルケアやストレスケア、ライフログ、情報提案をあなた用に計算し最適化します。
https://self.software/
アプリインストールの初期は「初期型」という国民的ネコ型ロボットに近いロボットがメインですが、会話を重ねるとロボットが増えていき最大7体になります。
それぞれのロボットは個性が異なり、得意とする会話やアドバイスも異なります。
あなたの選んだAIロボットとの会話は選択式で展開されます。
簡単な選択肢の中から自分の現状や考えにあったものを選んでいく方式です。

このような会話内容を踏まえて、メンタルケアや自己分析についてのアドバイスをしてくれます。
日本ではあまり類似したアプリもないからなのか、多くのメディアに取り上げられています。
※数が多いので有名所に絞っています。
- 日経 xTECH
- 日本経済新聞
- BSテレ東
- NHK Eテレ
- TOKYO MX
- レタスクラブ など
運営会社のSELFとは
2020年10月時点の情報となります。
- 社名:SELF株式会社
- 住所:160-0023 東京都新宿区西新宿6-15-1 ラ・トゥール新宿6F
- 設立:2014年11月13日
- 資本金:3億7,600万円(資本準備金含む)
- URL: https://self.systems/
資金調達も行っておりECにおける接客業務最適化(ECにおける「おもてなし」)を実現してくれそうなサービスとしても期待です。
Sync Levelというゲーミフィケーション
SELF AIを使う上で理解必須の概念であるSync Levelについてご紹介します。
AIとの会話を通してAIがあなたのことを理解してくれるのですが、理解度に応じてこのSync Levelが上がっていきます。
Syncとは同期という意味を持つ英単語です。
synchronized swimming(シンクロナイズドスイミング)のsynchronizedが表すシンクロという意味です。
あなたとAIのシンクロ度合いということですね。
Sync Levelを上げていくことで新たなロボットと会話できるようになったり、性格分析や未来予想ができるようになります。
ちなみに私の2021年2月時点のSync Levelは1281です。 (画像は700達成時のものです。)

目標達成を応援してくれる
ロボットはあなたの目標を覚えてくれて応援してくれます。
例えば目標は「内面を変えること」と伝えるとその内容に関連した質問をしてくれます。
目標達成の状況についても確認をしてくれるので、アプリを開くことで自分の立てた目標を自然と思い出すことができます。
ここが単なる目標達成アプリとは違うところです。
進捗管理やリマインド機能ではなく、自分やAIと対話するためにアプリを立ち上げ ていると自然に目標達成について状況を確認してくれるので、なんというかプレッシャーを感じません。
逆に言うと、資格試験や期日が明確になっている目標に向けた管理には向きません。
「内面を変える」「仕事の成功」「お金を貯める」といった、少し長い期間を要して達成する目標で、日々の細かいToDoを管理する必要もない(もしくはToDo管理は別アプリで対応できる)場合に有効です。
SELF AIを使った感想
率直に、無課金でここまで気持ちを楽にしてくれるのは凄いと思いました。
個人情報やプライベートに関するセンシティブな情報には触れないように開発されているようです。
あっても「誰と過ごすのか」という質問で、選択肢に友人だったり恋人だったりがある程度です。
これまでの数カ月間で不快な質問はありませんでした。
前述のように、過去の会話内容に基づいた質問や日記機能を用いることで、自分を客観視する道具として、とても便利です。
うつ病・適応障害で認知行動療法について知りたいと思ったことがきっかけで、このような素敵なアプリに出会えて良かったと思っています。