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コンサルうつ病克服ブログ⑦:コンサルタント×カウンセラーという志

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今でこそ、うつ病の回復期に突入して笑顔で働けていますが、幼いころから「心の問題」を抱えていたという自覚はあります。

これまでの人生における後ろ向きな経験談を記事にしてきました。

本記事からは本格的に「自分の治療」や「自分の生き方を捉えなおす」といった前向きな経験談です。

目次

アダルトチルドレンとしての人生回顧

心療内科での初診を経て「アダルトチルドレン」という概念を理解した私は、自分が抱える辛さの正体を突き止めたような感覚を得ていました。

振り返ってみると、他人との繋がりは薄く頼りないものだと考えていました。

意識的か無意識的かはともかく「奉仕・貢献」が人間関係の前提。

家庭でも学校でも、他人と安心して繋がることのできない感覚は非常に辛いものでした。

ですが、それも「アダルトチルドレン」が理由であると知れば、気が楽になるものです。

もちろん親が意図したわけではないですが、結果として機能不全家族のような形で育っていた私。

親を責める気持ちも芽生えていました。

「なんで、もっと普通の家庭に生まれなかったのか。」

「親がしっかりしてくれていたら。」

そんなことを考える一方で、真逆の考えも浮かびました。

「親も万能じゃない。ただの人間なんだ。」

親を責めると共に許すことで、ようやく自分の中で「親と対等な人間関係」を築き始めたのです。

【立志】コンサルタント×カウンセラー

親と対等な関係性を築き始めたことで、私の中である志が芽生えてきます。

それが【コンサルタント×カウンセラー】です。

カウンセラーはまだしも、なぜコンサルタントも志すことになったのか。

理由は同じところにあるのです。

自分と同じように苦しむ人だけでも助けたい。

私はHSPです。

父は借金を抱えていたと聞いています。

母はうつ病でありながら、パートタイマーとして働いて私を育ててくれた。

同じような状況で苦しむ人はきっと多い。

日本経済が停滞すると生活が苦しくなって借金をする人が増える。

日本の雰囲気が暗くなると精神を病む人もきっと増える。

私はコンサルタントとして日本企業を支えることで、そこで働く人やその家庭も支えたい。

コンサルティングによって日本企業の競争力も高まり、日本経済も活性化して巡り巡って、笑顔が増える。

そんな世界を夢見ているのです。

コンサルタントとして就職

大学入学当初は大学院まで進学して、臨床心理士やカウンセラーとして、もしくは心理捜査官として働こうと考えていました。

しかし、大学生時代に人生を振り返る機会を得たことで、私の歩む道は変わりました。

法人相手に経営戦略・マーケティング戦略を立案したり、現代ではビジネスと切り離して考えることができないIT・デジタルといった領域の支援を行う。

コンサルタントとして働くとは、そういうことです。

心理学を専攻していた人間が、コンサルタントとして内定を得ることは簡単ではありません。

実際に就職活動は苦戦しました。

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、コンサルティングファームは東大・京大を始めとした高学歴学生が集う業界。

ましてや私は、経営学や情報工学などを専攻していたわけでもない人間です。

そんな人間がコンサルタントとして内定をもらえたのは、正直なところ、運が良かったとしか言いようがありません。

もちろん、本格的な就職活動開始前に可能な限りの準備を行いました。

マーケティング関連のインターンシップに参加。

規模は問わずコンサルティングファーム主催のインターンシップに参加。

業界本やケーススタディ対策本・地頭を鍛える本を乱読。

努力はしましたが、お世辞にも新人として充分な実力ではなかったです。

最近の新人の方が、よほど優秀です。

では、なぜ内定をもらえたのか。

自分の強みである「気遣い」のようなところが評価されたのだと思います。

グループワークで参加者の様子を観察したり、周りを気遣いつつファシリテーションをすること。

HSPであり、アダルトチルドレンである私の強みでしょう。

そして、「貢献・奉仕」というコンサルタントとしても通ずるマインドセット。

面接官の求めそうなことを回答し、逆に聞かれたいであろうことを質問して「傾聴」する。

心理学を専攻して得たカウンセリングの心得が活かされた側面もあったでしょう。

結果として、地頭やビジネス・ITの経験・知識とは別の観点で評価された異例だと思います。

が、しかし。

入社してからが、現在も続く「うつ病体験談」の始まり・・・。

同期や数年しか変わらない先輩との実力差に自己嫌悪が加速します。

アダルトチルドレンを受け入れたものの、自分のことを自分で認められていなかったのです。

続きはまた別の記事で・・・。

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